CDR075

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商品番号
CDR075
原盤LPのプレス地域・レーベル
フランス DUCRETET THOMSON
原盤LPのレコード番号
320C 090
作品名
ブラームス:Vcソナタ1,2番
演奏者
G.ファロ(vc)M.ファロ(pf)
原盤LPの記録形式・盤サイズ・枚数
モノラル 12インチ
価格
1,080 円 (税込)
コメント
石像F,折返紙,1955年パリ録音,1950年代発売,モノラル録音・イコライザー・カーヴ補正済,10インチ・25cm盤
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フランスに名だたるチェリストは多い。A.レヴィ、B.ミシュラン、A.ナヴァラ、P.フルニエ。しかし、ギィ・ファロの名は最も知られていない。仏デュクレテ・トムソンに僅かな録音を残したという理由か、もしくは他のチェリストや大手レーベルの嫉妬が理由では?と思ってしまう程。1927年仏ナンシーに生まれたギィは妹のモニクとデュオをいくつか残した中で、ブラームスは特に傑作に間違いない。少なくとも名演と称されるこの2曲。ヘルシャー、シャフラン、フルニエ、シュタルケル、デュ・プレ、ペレーニ、どの盤を持ってこようが、ファロ達の壮絶で命を削るような演奏に比べればまだまだ甘いと言わざるを得ない。恐ろしいほどに楽器を鳴らし切って、曲への執念のような探求の末に辿り着いた境地がここにある。ブラームスの内面が如何なるものであったかをここまで感じさせる演奏を他に知らない。1955年録音。イコライザーカーブ補正済。特筆すべきキズは無し。

CDR077

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商品番号
CDR077
原盤LPのプレス地域・レーベル
イギリス VOX
原盤LPのレコード番号
PL 9560
作品名
モーツァルト:ディヴェルティメントK.563 他
演奏者
ケール・トリオ
原盤LPの記録形式・盤サイズ・枚数
モノラル 12インチ
価格
1,080 円 (税込)
コメント
黒/銀中溝GG,折返コート,1955-6年ドイツ録音,1956年発売,モノラル録音・イコライザー・カーヴ補正済
超高額というわけではないが、K.563の隠れた名演の1つとして是非聴いて頂きたいのがケール・トリオ。トリオとしての活動は少なく、他にFlやObを迎えてのK.285やK.370といったモーツァルト室内楽の優れた録音を残した。その後、マインツ室内o.の首席指揮者としてモーツァルトの初・中期交響曲等を録音するなど、指揮者としての活動が主となっていった。これはトリオとして唯一の録音か?Vnのギュンター・ケールは1920年独ダルムシュテット生まれ。ヴァイオリンの技法に関する論文で1941年博士号を取得。トリオは1948年、マインツ室内o.は1955年設立。亡くなるまでこのオケと共にあった。この録音は1955~6年の録音だろう。名盤ひしめくK.563だが、団体によってそれぞれ個性の出る曲でもある。ケール・トリオの演奏は曲の持つ快活さやリズム感を抑え、いかにもドイツ的な抑制の効いた渋い演奏で敢えて盛り上げず、モーツァルトが天上から受け取ったイメージをその旋律とアンサンブルの妙をひっそりとひそひそ話しのように伝えてくれる演奏。`60年代に入って存在しなくなったタイプ。ラテン系の名演とは全く異なる世界観をお楽しみ頂きたい。イコライザーカーブ補正済。特筆すべきキズは無し。

CDR107

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商品番号
CDR107
原盤LPのプレス地域・レーベル
フランス VSM
原盤LPのレコード番号
FALP 485
作品名
モーツァルト:交響曲38,39番
演奏者
A.ヴァンデルノート指揮パリ音楽院o.
原盤LPの記録形式・盤サイズ・枚数
モノラル 12インチ
価格
1,080 円 (税込)
コメント
銀大ニッパー内溝F,棒付ボード,1956-8年パリ録音,1957-9年発売,モノラル録音・イコライザー・カーヴ補正済,全4枚9曲,カッサンドル/ジュベール工房デザインのジャケット
CDしか聴かない人にとって、アンドレ・ヴァンデルノートの名は今や歴史上の指揮者かもしれない。しかし、初期プレスでリステンパルト等を好んで聴かれる方にとって、彼の名はその系列に連なる重要な人物となっているだろう。1927年ベルギー生まれ。1951年、仏ブザンソンのコンクールに突然現れ、優勝をさらった。1950年代後半から仏Pathe社と契約した彼は、FALPに怒涛の勢いで録音を開始。1956年からスタートしたモーツァルトの交響曲、全4枚9曲、FALP470/483-5、25/29/33/35/36/38~41番(1958年終了)は、長年モーツァルトの交響曲を聴き込んできた愛好家が、どこかで出会い、これを1つの理想像とする演奏ではなかろうか。但し、ここで言う愛好家とはブランドに全幅の信頼を寄せる人ではない。自分の耳を持ち、判断のできる音楽愛好家のことである。こういったマイナー指揮者の録音こそ、自らの音楽性を問う試金石となる。もっと言えば、自らの人生に対する姿勢さえも問われているということだ。このモノラル録音に何らかのシンパシーを感じたあなたは、真に音楽を楽しむことのできる健康な感性を持っていると信じる。ヴァンデルノートは、フェラス、コーガン、ハイドシェック等の一流ソリストと数多くの共演を残すが、それは取りも直さず、指揮者としての一流を証明するものである。これら交響曲がそのLPの入手の難しさゆえに埋れたままになっている現実は淋しいことである。パワー漲る生命感、若々しさ、移り気な気まぐれをここまで見事に描いた演奏は多くない。イコライザーカーブ補正済。特筆すべきキズは無し。

CDR106

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商品番号
CDR106
原盤LPのプレス地域・レーベル
フランス VSM
原盤LPのレコード番号
FALP 458
作品名
モーツァルト:交響曲29,25,33番
演奏者
A.ヴァンデルノート指揮パリ音楽院o.
原盤LPの記録形式・盤サイズ・枚数
モノラル 12インチ
価格
1,080 円 (税込)
コメント
銀大ニッパー内溝F,棒付ボード,1956-8年パリ録音,1957-9年発売,モノラル録音・イコライザー・カーヴ補正済,全4枚9曲,カッサンドル/ジュベール工房デザインのジャケット
CDしか聴かない人にとって、アンドレ・ヴァンデルノートの名は今や歴史上の指揮者かもしれない。しかし、初期プレスでリステンパルト等を好んで聴かれる方にとって、彼の名はその系列に連なる重要な人物となっているだろう。1927年ベルギー生まれ。1951年、仏ブザンソンのコンクールに突然現れ、優勝をさらった。1950年代後半から仏Pathe社と契約した彼は、FALPに怒涛の勢いで録音を開始。1956年からスタートしたモーツァルトの交響曲、全4枚9曲、FALP470/483-5、25/29/33/35/36/38~41番(1958年終了)は、長年モーツァルトの交響曲を聴き込んできた愛好家が、どこかで出会い、これを1つの理想像とする演奏ではなかろうか。但し、ここで言う愛好家とはブランドに全幅の信頼を寄せる人ではない。自分の耳を持ち、判断のできる音楽愛好家のことである。こういったマイナー指揮者の録音こそ、自らの音楽性を問う試金石となる。もっと言えば、自らの人生に対する姿勢さえも問われているということだ。このモノラル録音に何らかのシンパシーを感じたあなたは、真に音楽を楽しむことのできる健康な感性を持っていると信じる。ヴァンデルノートは、フェラス、コーガン、ハイドシェック等の一流ソリストと数多くの共演を残すが、それは取りも直さず、指揮者としての一流を証明するものである。これら交響曲がそのLPの入手の難しさゆえに埋れたままになっている現実は淋しいことである。パワー漲る生命感、若々しさ、移り気な気まぐれをここまで見事に描いた演奏は多くない。イコライザーカーブ補正済。特筆すべきキズは無し。

CDR105

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商品番号
CDR105
原盤LPのプレス地域・レーベル
フランス VSM
原盤LPのレコード番号
FALP 470
作品名
モーツァルト:交響曲40,41番
演奏者
A.ヴァンデルノート指揮パリ音楽院o.
原盤LPの記録形式・盤サイズ・枚数
モノラル 12インチ
価格
1,080 円 (税込)
コメント
銀大ニッパー内溝F,棒付ボード,1956-8年パリ録音,1957-9年発売,モノラル録音・イコライザー・カーヴ補正済,全4枚9曲,カッサンドル/ジュベール工房デザインのジャケット
CDしか聴かない人にとって、アンドレ・ヴァンデルノートの名は今や歴史上の指揮者かもしれない。しかし、初期プレスでリステンパルト等を好んで聴かれる方にとって、彼の名はその系列に連なる重要な人物となっているだろう。1927年ベルギー生まれ。1951年、仏ブザンソンのコンクールに突然現れ、優勝をさらった。1950年代後半から仏Pathe社と契約した彼は、FALPに怒涛の勢いで録音を開始。1956年からスタートしたモーツァルトの交響曲、全4枚9曲、FALP470/483-5、25/29/33/35/36/38~41番(1958年終了)は、長年モーツァルトの交響曲を聴き込んできた愛好家が、どこかで出会い、これを1つの理想像とする演奏ではなかろうか。但し、ここで言う愛好家とはブランドに全幅の信頼を寄せる人ではない。自分の耳を持ち、判断のできる音楽愛好家のことである。こういったマイナー指揮者の録音こそ、自らの音楽性を問う試金石となる。もっと言えば、自らの人生に対する姿勢さえも問われているということだ。このモノラル録音に何らかのシンパシーを感じたあなたは、真に音楽を楽しむことのできる健康な感性を持っていると信じる。ヴァンデルノートは、フェラス、コーガン、ハイドシェック等の一流ソリストと数多くの共演を残すが、それは取りも直さず、指揮者としての一流を証明するものである。これら交響曲がそのLPの入手の難しさゆえに埋れたままになっている現実は淋しいことである。パワー漲る生命感、若々しさ、移り気な気まぐれをここまで見事に描いた演奏は多くない。イコライザーカーブ補正済。特筆すべきキズは無し。

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商品番号
CDR104
原盤LPのプレス地域・レーベル
フランス VSM
原盤LPのレコード番号
FALP 484
作品名
モーツァルト:交響曲35,36番
演奏者
A.ヴァンデルノート指揮パリ音楽院o.
原盤LPの記録形式・盤サイズ・枚数
モノラル 12インチ
価格
1,080 円 (税込)
コメント
銀大ニッパー内溝F,棒付ボード,1956-8年パリ録音,1957-9年発売,モノラル録音・イコライザー・カーヴ補正済,全4枚9曲,カッサンドル/ジュベール工房デザインのジャケット
CDしか聴かない人にとって、アンドレ・ヴァンデルノートの名は今や歴史上の指揮者かもしれない。しかし、初期プレスでリステンパルト等を好んで聴かれる方にとって、彼の名はその系列に連なる重要な人物となっているだろう。1927年ベルギー生まれ。1951年、仏ブザンソンのコンクールに突然現れ、優勝をさらった。1950年代後半から仏Pathe社と契約した彼は、FALPに怒涛の勢いで録音を開始。1956年からスタートしたモーツァルトの交響曲、全4枚9曲、FALP470/483-5、25/29/33/35/36/38~41番(1958年終了)は、長年モーツァルトの交響曲を聴き込んできた愛好家が、どこかで出会い、これを1つの理想像とする演奏ではなかろうか。但し、ここで言う愛好家とはブランドに全幅の信頼を寄せる人ではない。自分の耳を持ち、判断のできる音楽愛好家のことである。こういったマイナー指揮者の録音こそ、自らの音楽性を問う試金石となる。もっと言えば、自らの人生に対する姿勢さえも問われているということだ。このモノラル録音に何らかのシンパシーを感じたあなたは、真に音楽を楽しむことのできる健康な感性を持っていると信じる。ヴァンデルノートは、フェラス、コーガン、ハイドシェック等の一流ソリストと数多くの共演を残すが、それは取りも直さず、指揮者としての一流を証明するものである。これら交響曲がそのLPの入手の難しさゆえに埋れたままになっている現実は淋しいことである。パワー漲る生命感、若々しさ、移り気な気まぐれをここまで見事に描いた演奏は多くない。イコライザーカーブ補正済。特筆すべきキズは無し。

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商品番号
CDR103
原盤LPのプレス地域・レーベル
ドイツ ELECTROLA
原盤LPのレコード番号
WCLP 531
作品名
シューマン:女の愛と生涯Op.42,メンデルスゾーン(9曲)
演奏者
E.ベルガー(s)
原盤LPの記録形式・盤サイズ・枚数
モノラル 12インチ
価格
1,080 円 (税込)
コメント
アズキ金大ニッパー内溝ツヤF,見開中入ツヤ,1956/9/18-21ベルリン・ツェーレンドルフ録音,1957-8年発売,モノラル録音・イコライザー・カーヴ補正済,1955年引退
1900年ドイツ・ドレスデンに生まれたエルナ・ベルガー。1925年ドレスデン国立歌劇場で「魔笛」の童子役でデビュー。1940年代初めにロンドン、ニューヨーク・デビューも果す。まるでSP期の歌手のような表情を1950年代のLP期まで保っていた。今で言えば、古典的な歌手。SP復刻も多いが、LP録音を残した名コロラトゥーラ・ソプラノである。オペラだけでなく、このような歌曲には彼女の豊かな表現力が何とも言えない力を発揮する。彼女の声はまるでヴァイオリンのヴィヴラートのように絶えず揺らいで、そっと忍び寄ってくる。驚くほど可憐な声は、年齢を重ねても変わらなかった。有名な夜の女王も見事だが、ドイツ・リートこそ彼女の個性が輝く曲種。何人も真似の出来ない天が与えた才能を見事に花開かせた。聴く者に感動を与えられる稀有な歌手。一度聴いたら絶対に忘れられない奇跡の録音!イコライザーカーブ補正済。特筆すべきキズは無し。

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商品番号
CDR102
原盤LPのプレス地域・レーベル
フランス VSM
原盤LPのレコード番号
FALP 850-1
作品名
ブルックナー:交響曲8番
演奏者
W.フルトヴェングラー指揮ベルリンpo.
原盤LPの記録形式・盤サイズ・枚数
モノラル 12インチ ・2枚
価格
2,160 円 (税込)
コメント
白SCニッパー,箱,1949/3/14ベルリン・ダーレム・ゲマインデ・ハウス録音,1960年頃発売,モノラル録音・イコライザー・カーヴ補正済,ドイツ・Electrolaでは擬似ステレオで発売,真正モノラル初期盤はこれのみ,ハース版使用
4種ある8番のうち、1949年3月14日のベルリン・ダーレム・ゲマインデ・ハウスでの録音。翌15日にもティタニア・パラストで同曲を録音している。14日の方が全体で2分程時間が長い。但し、テスタメントのCD以外のLP・CDは第3・4楽章に15日の録音を部分的に使用しているらしい。ハース版(但し改訂版も引用)を使用した放送用の録音だった。15日は演奏会用のライブ。当時、フルトヴェングラーは独ブルックナー協会の総裁を務めており、他の曲同様、相当の思い入れの激しい演奏である。この録音は1960年代以降の演奏に比べ、テンポが速いことが指摘されるが、それは数字の上であり、テンポを絶妙に操る彼の手法は自然な流れに感じられる。また、彼は版を随分と研究していたようで、1939年ハンブルクにて、最初にハース版を用いて演奏したようだ。この録音ではハース版を用いるも、第3楽章に9小節のカットがあり、その後に改訂版を使っている部分がある。さて、プレスは独Electrola社が1960年頃、擬似ステレオで発売したが、今となっては表面隆起の問題もあり、存在を確認するレベルの盤になってしまった。同じ頃に出た仏FALPは高額で、状態の良いプレスがほとんど無いが、今回、奇跡的美品を入手。CD-R化に踏み切った。圧倒的なこの演奏を安価に提供できることをうれしく思う。イコライザーカーブ補正済。特筆すべきキズは無し。

CDR101

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商品番号
CDR101
原盤LPのプレス地域・レーベル
アメリカ REMINGTON
原盤LPのレコード番号
R 199127
作品名
ブルッフ:Vn協奏曲1番Op.26,コル・ニドライ
演奏者
M.オークレール(vn)
原盤LPの記録形式・盤サイズ・枚数
モノラル 12インチ
価格
1,080 円 (税込)
コメント
黒金輪F,厚紙,1952年オーストリア録音,1952年発売,モノラル録音・イコライザー・カーヴ補正済,.オークレール28歳!,これより古いプレス存在する?
1952年オーストリア録音。ミシェル・オークレール、美人女流ヴァイオリン奏者として世界的に人気が高い。1924年パリ生まれ。パリ音楽院でJ.ティボーに師事。1943年、19歳でロン・ティボー・コンクールで優勝。ソリストとしてデビュー。1951年、ミュンシュの招聘で渡米、この時の縁で彼女の初LP録音は米Remingtonから出た。チャイコフスキーのVn協、クライスラーの小品集等を録音した。但し、ティボーの指揮でハイドンの協奏曲他のSPはすでにあった(デビュー録音)。その後、DFにバッハ、ラヴェル、ルクレール等を録音。バッハは一時は100万を超える高額盤であった。1960年代初頭にEratoにシューベルトのソナタ全集、1960~70年代にかけてFontanaにモーツァルト、ブラームス、メンデルスゾーン、チャイコフスキー等のメジャー協奏曲を入れ、今もって世界中で人気を博している。このブルッフは28歳の時の録音で、仏Concerteumからも出ているが、米・仏どちらも盤質の良いプレスは極めて少なく、今回、米プレスの美品が入荷したので、それを使用した。女ティボーの異名を持つほどの師譲りの繊細でデリケートな表現力。楚々としたしなやかさの中に香気と華やぎを感じさせる彼女の芸風は、まるでSP時代のスタイル。それをLPで聴ける特別な時期。今回のCD-Rにもそれが再現されることを願う。イコライザーカーブ補正済。特筆すべきキズは無し。

CDR100

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商品番号
CDR100
原盤LPのプレス地域・レーベル
フランス VSM
原盤LPのレコード番号
FJLP 5037
作品名
ショーソン:詩曲,ドビュッシー:Vnソナタ 他
演奏者
G.ヌヴー(vn)
原盤LPの記録形式・盤サイズ・枚数
モノラル 12インチ
価格
1,080 円 (税込)
コメント
クリーム/茶SCニッパー内溝F,棒付ボード,1946/48年パリ録音,1957年発売,モノラル録音・イコライザー・カーヴ補正済,カッサンドルのジャケ,1957年のSPh初復刻,1949/10/27・エール・フランス墜落事故によりヌヴー妹兄他界
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1919年パリ生まれ。1949年10月27日、兄ジャンと共にエール・フランスで3度目のアメリカ演奏旅行に向かう途上、アゾレス諸島の山中に墜落。愛器ストラッドを両腕に抱え込むような姿で彼女の遺体が発見された。若干30歳での早すぎる死であった。フランス政府は勲章(レジオンドヌール)を授与した。彼女の録音はほとんどがSPとライブのテープしかない。死の前年1948年5月、イッセルシュテット/北ドイツ放送o.とのブラームスのライブ録音が1980年代に発売され、話題をさらった。正規の`50年代モノラル録音が無いのが残念である。彼女があと20年生きていたら、レコード地図は塗り変わっただろうという説は誰もが認めるところである。彼女のSP録音は1970年代HMV/VSMが発売した4枚組の箱でほとんど聴くことができる。但し、それがLP初出ではない。3曲だけではあるが、1950年代VSM社がSP復刻した棒付ジャケットが世に出た最初のLPである。当然、SPの次に音が良い。COLHシリーズのほとんどを手掛けたVSM社の復刻技術は、当時、世界最高水準にあり、COLH以前のFJLPシリーズはさらに音が良い。聴いた人を虜にする彼女の濃密な情感、女性とは思えない逞しい骨太の音、炎のような気迫がこのLPからほとばしる!特筆すべきキズは無し。

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商品番号
CDR099
原盤LPのプレス地域・レーベル
フランス VSM
原盤LPのレコード番号
ASDF 199
作品名
シューベルト:「未完成」,リスト:「前奏曲」
演奏者
A.クリュイタンス指揮
原盤LPの記録形式・盤サイズ・枚数
ステレオ 12インチ
価格
1,080 円 (税込)
コメント
銀大ニッパー段付GG,棒付ボード,1960/11/25ベルリン・グリューネヴァルト教会録音,1961年頃モノラル/ステレオ発売,2回目ステレオ録音(未完成),これが最後の.クリュイタンス/ベルリンpo.共演,ALP/ASD未発売,モノラル:FALP 637
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クリュイタンスの「未完成」は2回あり、初回は1950年録音。パリ音楽院o.と仏Columbiaから10インチで発売。2回目がこのベルリンpo.との1960年録音。この録音は彼のベートーヴェン全集の一貫で単独的なものではない。当社がこれまでにCD-R化してきたベートーヴェンと同じグリューネヴァルト教会である。ベートーヴェンは1957年2月の7番からスタートし、1960年3月に2回目の「田園」で終了。交響曲を録り終えたクリュイタンスはまだ余力があり、3曲の管弦楽曲を録音。最後のフィデリオ序曲が11月に終了した。そして、ここから「未完成」の録音が始まる。指揮者もベルリンpo.もお別れが淋しかったのでは?これは両者の共演への感謝であり、お別れの歌なのではあるまいか。実際、この曲の録音された11月25日を最後に2度と共演することはなかった(スタジオ録音で)。フルトヴェングラーの幻影を追い求める団員達は、決してカラヤンを受け入れなかったが、ただ1人、心を許し共に苦労を分かち合ったクリュイタンスへのオマージュとして、この2曲を録音したように思う。力のあるモノラル期、拡がりのステレオ期、全て総合してどちらも兼ね備え、なおかつ格調高く、上品。うっとりさせる弦の響きと表情。天下の大傑作!英国初期プレスなし。特筆すべきキズは無し。

CDR098

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CDR098
原盤LPのプレス地域・レーベル
フランス COLUMBIA
原盤LPのレコード番号
SAXF 947
作品名
ラヴェル:管弦楽曲集Vol.4
演奏者
A.クリュイタンス指揮パリ音楽院o.
原盤LPの記録形式・盤サイズ・枚数
ステレオ 12インチ
価格
1,080 円 (税込)
コメント
紺/銀GG,棒付ボード,1961/11~1962/10パリ・サル・ワグラム録音,1962-3年モノラル/ステレオ発売,ジュベール工房デザインのジャケット,モノラル:FCX 947,シリーズ全4枚,これはそのVOL.4,一部2回目録音
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フランス音楽の多くをLPで初録音しているベルギー生まれの巨匠アンドレ・クリュイタンス。ラヴェルのほとんどの管弦楽も彼によって初LP録音された。1950年代初頭、フランス放送o.とのモノラル録音で約8割の曲が発売された。その後、ステレオ期が到来。パテ社はパリ音楽院o.とのステレオ全集録音を計画、LP4枚に分けて1961年11月~1962年10月、パリ・サル・ワグラムにて録音。仏Columbia社からモノラル/ステレオ同時発売された。市場では英国プレスSAX・・・の方が高額になっているが、フランス録音という点を忘れてはいけない。内容に関して曲ごとに聴き比べれば、音質を抜きに旧モノラル録音の方が圧倒的に素晴らしい。しかし、それを享受できるのは、状態の良いオリジナル盤を入手できる限られた方だけになってしまう。また、10インチ・12インチと複数である。今回、2回目のステレオ録音を順次CD-R化してゆくことにする。端正かつ基本を押さえ、フランス的色彩感がよく出た精密な演奏である。ロザンタールやブランコの方がより情熱的な演奏をするが、クリュイタンスの持つ絶妙なバランス感覚こそ、演奏に永遠の命を与えている。特筆すべきキズは無し。

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CDR097
原盤LPのプレス地域・レーベル
フランス VSM
原盤LPのレコード番号
ASDF 173
作品名
ベートーヴェン:交響曲7番Op.92
演奏者
A.クリュイタンス指揮ベルリンpo.
原盤LPの記録形式・盤サイズ・枚数
ステレオ 12インチ
価格
1,080 円 (税込)
コメント
銀大ニッパー段付GG,棒付ボード,1957年2月ベルリン・グリューネヴァルト教会録音,1960-1年頃モノラル/ステレオ発売,英国:ASD未発売,FALP 388/666,スーパーレア!全集はこの曲からスタート,1957-60年全集最後の録音
すでに3,5,8/9番をCD-Rとして発売している。その続編として6,7番のASDFを発売する。1957~60年にベルリンpo.を客演し全曲録音を果す。すでに1955年「田園」の旧モノラル録音をベルリンpo.と世に出していた。この年、ベルリンpo.には大事件が起きる。長年の王者として君臨していたフルトヴェングラーが前年11月に亡くなり、この年4月カラヤンが終身ポストに就任。混乱を極めていた。当のカラヤンは英Colでフィルハーモニアo.とベートーヴェン全集を終了したばかり。そして、まだフルトヴェングラー色が強く残るベルリンpo.を使って、なかなか録音を始めない。そんな混乱に乗じて、クリュイタンスとパテ社技術陣はベルリンpo.を説得、ついにベルギー人指揮者とドイツ人の魂ベルリンpo.が全集を約束。1957年2月、7番からステレオ録音がスタートした。6番は最後の1960年3月。また、この年の11月「未完成」まで入れたのだった。おそらくカラヤンが無理に振ったら、全く台無しになってしまったと想像する。フルトヴェングラーの亡霊が残るベルリンpo.には、外国人に当たるクリュイタンスを受け入れる環境があった。録音はEMIとなっているがパテ社!Hpのアニー・シャランの父、ルネ・シャラン・プロデュース。特筆すべきキズは無し。

CDR096

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商品番号
CDR096
原盤LPのプレス地域・レーベル
フランス VSM
原盤LPのレコード番号
ASDF 172
作品名
ベートーヴェン:交響曲6番「田園」
演奏者
A.クリュイタンス指揮ベルリンpo.
原盤LPの記録形式・盤サイズ・枚数
ステレオ 12インチ
価格
1,080 円 (税込)
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銀大ニッパー段付GG,棒付ボード,1960/3/2-9ベルリン・グリューネヴァルト教会録音,1960-1年頃モノラル/ステレオ発売,英はASD 433、ASD発売は5・6番の2曲のみ,,1955年のモノ録音に次ぐ2回目録音で初のステレオ,1957-60年全集最後の録音
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すでに3,5,8/9番をCD-Rとして発売している。その続編として6,7番のASDFを発売する。1957~60年にベルリンpo.を客演し全曲録音を果す。すでに1955年「田園」の旧モノラル録音をベルリンpo.と世に出していた。この年、ベルリンpo.には大事件が起きる。長年の王者として君臨していたフルトヴェングラーが前年11月に亡くなり、この年4月カラヤンが終身ポストに就任。混乱を極めていた。当のカラヤンは英Colでフィルハーモニアo.とベートーヴェン全集を終了したばかり。そして、まだフルトヴェングラー色が強く残るベルリンpo.を使って、なかなか録音を始めない。そんな混乱に乗じて、クリュイタンスとパテ社技術陣はベルリンpo.を説得、ついにベルギー人指揮者とドイツ人の魂ベルリンpo.が全集を約束。1957年2月、7番からステレオ録音がスタートした。6番は最後の1960年3月。また、この年の11月「未完成」まで入れたのだった。おそらくカラヤンが無理に振ったら、全く台無しになってしまったと想像する。フルトヴェングラーの亡霊が残るベルリンpo.には、外国人に当たるクリュイタンスを受け入れる環境があった。録音はEMIとなっているがパテ社!2回目の「田園」はステレオ効果を活かして、軽妙で物腰の柔らかい洗練の極みとも言える。独・仏の文化的マリアージュ。但し、旧録音のエネルギーは無い。残響の多いグリューネヴァルト教会が一因か?Hpのアニー・シャランの父、ルネ・シャラン・プロデュース。特筆すべきキズは無し。

CDR095

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商品番号
CDR095
原盤LPのプレス地域・レーベル
フランス VSM
原盤LPのレコード番号
FALP 572
作品名
ベートーヴェン:交響曲4,8番
演奏者
C.シューリヒト指揮パリ音楽院o.
原盤LPの記録形式・盤サイズ・枚数
モノラル 12インチ
価格
1,080 円 (税込)
コメント
銀大ニッパー段付GG,棒付ボード,1958/9/23・25・26パリ録音,1950年代後半発売,モノラル録音・イコライザー・カーヴ補正済,ジュベール工房デザインのジャケット,1957年4月~1958年12月の全曲録音の一つ
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クリュイタンスと並び称されるベートーヴェン交響曲全集の1つ。クラシック音楽を聴き込んできた方が、ある日、シューリヒトという指揮者に出会う。おそらく一種、カルチャーショックを受けるに違いない。若い時期、フルトヴェングラーのような濃厚なロマンチシズムに酔うのもいいだろう。しかし、シューリヒトの持つ不思議な魅力は年を重ねた方に理解されるような気がする。ベートーヴェンは全てパリ音楽院o.と1957年4月~1958年12月の間に集中的に録音された。当時、フランスはまだモノラル期。しかし今となっては、それが幸いし、ステレオでは表現不可能なオーケストラの力感が万人に伝わる。これを幸いと言わず何とするか。一度このテンポを知ってしまうと、他が何とも間が抜けて感じてしまう。そして、何度となく繰り返し聴きたくなる魅力あるベートーヴェン。イコライザーカーブ補正済。特筆すべきキズは無し。

CDR094

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商品番号
CDR094
原盤LPのプレス地域・レーベル
イギリス ORIOLE
原盤LPのレコード番号
MG 20080
作品名
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲1,9番
演奏者
バルヒェットQt.
原盤LPの記録形式・盤サイズ・枚数
モノラル 12インチ
価格
1,080 円 (税込)
コメント
アズキ/銀GG,三方折返表コート,1961-2年?ドイツ録音,1963年,モノラル/ステレオ発売,独Eurodisc録音(70 156 KK/OPERA:1216),ステレオはSMG 20081,1961~2年の最後のベートーヴェンの1つ,他に15番の1枚があるのみ,バルヒェットは1962年7月自動車事故で他界
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バルヒェットQt.の名は室内楽を、特にバッハやモーツァルトを愛好する方々にとって高い頂のような存在だろう。一連のVOXに録音されたモーツァルトのSQや五重奏、バッハの協奏曲、ERATOに入れたVnソナタ等のトップアイテムとしての揺るぎない価値は永遠だろう。その中で意外に知られていないのがベートーヴェン。結局、VOX、ERATOには録音が無く、その後、独Eurodiscに移籍した後に録音を始めたのが1961年に入ってからだった。第1作が「四季」(3回目録音)、そしてバッハのVn協、ベートーヴェンのSQ1,9番と15番(これが最後の録音か?)。しかし、1962年ドイツ・バッハ・ゾリステンのメンバーとして初来日したその年の7月に自動車事故で急逝。42歳だった。今となってはたった2枚(3曲)のベートーヴェンが唯一の録音となってしまった。1961~2年の録音だろう。これらの曲を聴き込んできた好事家にとってバルヒェットQt.の演奏は1つの極限ではないだろうか。他の方向はもちろんある。しかし、時代のはやりすたりを越え、あらゆるスタイルを超越した所にもし中庸のという名の極点があるとすれば、これをおいて他に無い。熱くも寒くもなく、可も不可も存在しえなくなる一種宗教的収斂状態。一聴で偉大さに気付き、それが永続するような二律背反の奇跡!イコライザーカーブ補正済。特筆すべきキズは無い。

CDR093

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商品番号
CDR093
原盤LPのプレス地域・レーベル
フランス ERATO
原盤LPのレコード番号
EFM 42032
作品名
バッハ:Vcソナタ2番,トリオ・ソナタ
演奏者
E.パスキエ(vc)L.ブーレイ(cemb)
原盤LPの記録形式・盤サイズ・枚数
モノラル 10インチ
価格
1,080 円 (税込)
コメント
緑白竪琴F,折返ツヤ,1950年代中期パリ録音,1950年代発売,モノラル録音・イコライザー・カーヴ補正済,10インチ25cm盤オリジナル
バッハのVcソナタ、原曲Gambソナタはバッハが幸福であり、創作においても器楽・室内楽の傑作がまとまって生まれた1720年頃のケーテン時代であり、VnとVcのソロ組曲、Flソナタ、Vnソナタ等と時を同じくする。Vnソナタが6曲(+4曲)あるのに対し、Gamb(Vc)ソナタは3曲。モーツァルトがVcソナタを完成させなかったことからも考えられるように、バッハと言えども簡単に大量生産できるカテゴリーではなかったようだ。この曲、1950年代モノラル期からいくつかの名演が存在し、gambを使った録音とVcに分かれるが、モノラル期に名演が出尽くした感がある。Vcで演奏されたものには、ナヴァラ、トルトゥリエ、ヤニグロ、カザルス、シャフラン、グリーンハウス、フッフロ等選択肢は多いが、1950年代中頃、10インチ2枚で発売されたエティエンヌ・パスキエの録音は、その雰囲気において最も晴れやかなケーテン時代を感じさせるものであり、瞑想的であり、遠くを見つめるような穏やかなバッハ本人の眼差しを強く感じる。良い意味で抑揚を抑え、思索の森の中へ入ってゆける薄い靄が上手く作用した演奏で、こういう高等技術は狙ってできるものではなく、エティエンヌの意識の中の何かが時を越え、バッハとシンクロしたかのような超時性を捉えた優秀な録音である。余白のトリオ・ソナタにはP.ドゥカン(vn)も参加。深く心に残る録音。イコライザーカーブ補正済。特筆すべきキズは無い。

CDR092

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商品番号
CDR092
原盤LPのプレス地域・レーベル
フランス ERATO
原盤LPのレコード番号
EFM 42013
作品名
バッハ:Vcソナタ1,3番
演奏者
E.パスキエ(vc)L.ブーレイ(cemb)
原盤LPの記録形式・盤サイズ・枚数
モノラル 10インチ
価格
1,080 円 (税込)
コメント
緑白竪琴F,折返ツヤ,1950年代中期パリ録音,1950年代発売,モノラル録音・イコライザー・カーヴ補正済,10インチ25cm盤オリジナル
バッハのVcソナタ、原曲Gambソナタはバッハが幸福であり、創作においても器楽・室内楽の傑作がまとまって生まれた1720年頃のケーテン時代であり、VnとVcのソロ組曲、Flソナタ、Vnソナタ等と時を同じくする。Vnソナタが6曲(+4曲)あるのに対し、Gamb(Vc)ソナタは3曲。モーツァルトがVcソナタを完成させなかったことからも考えられるように、バッハと言えども簡単に大量生産できるカテゴリーではなかったようだ。この曲、1950年代モノラル期からいくつかの名演が存在し、gambを使った録音とVcに分かれるが、モノラル期に名演が出尽くした感がある。Vcで演奏されたものには、ナヴァラ、トルトゥリエ、ヤニグロ、カザルス、シャフラン、グリーンハウス、フッフロ等選択肢は多いが、1950年代中頃、10インチ2枚で発売されたエティエンヌ・パスキエの録音は、その雰囲気において最も晴れやかなケーテン時代を感じさせるものであり、瞑想的であり、遠くを見つめるような穏やかなバッハ本人の眼差しを強く感じる。良い意味で抑揚を抑え、思索の森の中へ入ってゆける薄い靄が上手く作用した演奏で、こういう高等技術は狙ってできるものではなく、エティエンヌの意識の中の何かが時を越え、バッハとシンクロしたかのような超時性を捉えた優秀な録音である。余白のトリオ・ソナタにはP.ドゥカン(vn)も参加。深く心に残る録音。イコライザーカーブ補正済。特筆すべきキズは無い。

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商品番号
CDR091
原盤LPのプレス地域・レーベル
イギリス DECCA
原盤LPのレコード番号
LXT 2732
作品名
ベートーヴェン:Vnソナタ9番「クロイツェル」
演奏者
M.ロスタル(vn)
原盤LPの記録形式・盤サイズ・枚数
モノラル 12インチ
価格
1,080 円 (税込)
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金内溝ツヤF,折返紙,1951年ロンドン?録音,1952年発売,モノラル録音・イコライザー・カーヴ補正済
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ヴァイオリニスト、マックス・ロスタル(1905-1991)。当時ドイツ(現ポーランド)のシレジア生まれ。後に英国籍となる。カール・フレッシュに学び、1930年から教師となる。録音が少なく、今では知る人も少ないが、超が付く大物。DECCA、Westminster、MMS、Argoに1~2点づつ録音がある。最後は意外にも1973年Eternaのケンペ/ドレスデン、シュトラウスのドン・キホーテの録音に参加していた。さて、録音の前にロスタルはベートーヴェンのVnソナタを研究し、ロスタル校訂の楽譜が出ている。これら楽譜は今日本でも入手可能。そして、演奏についての解説本まで出ているらしい。録音は1951年。当然、演奏は彼の研究成果を実践したもので、私自身多くのクロイツェルを聴いてきた中で、このLPを聴いた瞬間に、これこそ最高ランクのクロイツェルであると、頭ではなく体全体で悟った。この演奏には考え抜かれ磨き上げられた、感性だけではない長年の試行の果てに到達した境地のようなものが窺える。バランスの見事さも特筆されるが、一音入魂の原則が徹頭徹尾貫かれており、聴く者はそこに心を、いや体全体が共鳴するのだと思う。イコライザーカーブ補正済。特筆すべきキズは無い。

CDR090

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商品番号
CDR090
原盤LPのプレス地域・レーベル
フランス BAM
原盤LPのレコード番号
LD 065
作品名
モーツァルト:Ob四重奏曲K.370,PfトリオK.542 他
演奏者
パスキエ・トリオ他
原盤LPの記録形式・盤サイズ・枚数
モノラル 12インチ
価格
1,080 円 (税込)
コメント
白/赤カマボコ厚,折返表コート,1960年前後パリ録音,1960年前後発売,モノラル/ステレオ発売,ステレオ:5 065(青/銀F)同時発売?
録音は1960年前後としか不明。ステレオも5065という番号でほぼ同時に発売された。今回はより音の濃厚なモノラルを使う。パスキエ・トリオといえば、1927年設立のSP時代から活躍するフランスの3人兄弟による弦楽トリオ。1930~60年代までに多くの名演を残したことで知られる。Vaのピエールの息子達は新パスキエ・トリオを結成し、彼等の名を後世に伝えている。パスキエ・トリオは1960年頃に仏BAMレーベルに2枚のモーツァルトを残し、どちらも傑作として人気が高い。これはその1つ。ソリストにピエルロ(ob)を迎えたK.370、ラクロワ(pf)を迎えたPfトリオK.542と小品K.442。これら名室内楽は、すでに1960年頃には名演が出尽くしており、ステレオ期においては一部の名録音の影を追いかけているに過ぎないという現状が理解されつつある。しかし、それを2000年以後に発売されたCDに求めても無駄なことも周知の事実である。果して、その名演の本体とはどんなものであろうか。一言で言うならば、アロマであろう。1杯200円のコーヒーと1,200円のコーヒーの最大の違いは、味も当然ながらアロマであることは明らかだ。彼等の演奏にはそのアロマが漂っている。それを引き出すのはオリジナルLPと正しい再生なのだが、誰にでも可能ではない。ここにフレンチ・カフェ又はコニャックのようなアロマが皆様に伝わることを祈る。イコライザーカーブ補正済。特筆すべきキズは無い。

CDR089

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商品番号
CDR089
原盤LPのプレス地域・レーベル
フランス COLUMBIA
原盤LPのレコード番号
FCX 222
作品名
Recital(全10曲)
演奏者
G.ジャリ(vn)A.コラール(pf)
原盤LPの記録形式・盤サイズ・枚数
モノラル 12インチ
価格
1,080 円 (税込)
コメント
紺/銀内溝F,折返表ツヤ,1953-4年パリ録音,1954年1月フランスのみ発売,英国33CX存在せず,19歳のデビュー録音,モノラル録音・イコライザー・カーヴ補正済
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1980年頃までステレオ録音があるジェラール・ジャリ。そのためか、古い時代のヴァイオリニストという印象が薄い。1936年仏シャテルロー生まれ。2004年68歳で亡くなった。これはジャリのデビュー録音か?デビューからして何とも華々しい出発だろう。1950年代中頃、こんな立派な小品集を大手仏Columbiaから出すとは、しかもまだ20歳そこそこの若造である。1951年、若干15歳で出場したロン・ティボーコンクールで何と優勝。1969年からパイヤール室内o.のコンマスとして150以上の録音を行った。しかし、それは単なる実績であり、このLPが優れている証明にはならない。その証明はこの演奏の中にある。まだ19歳の少年の落ち着き払った表情が信じ難い。彼の年齢を知るまで年配の音楽家と勘違いしていた。決して力まず、練り上げられた末の美音と枯れたような味わい。単なる古典趣味を超えた、真に音楽を理解した中から生まれる生命感。ステレオ期に大量の録音を残したが、それら全てを比べてもこの一枚には及ばないだろう。少し後、クリュブ・ナショナルにも小品集を残していて、そちらも絶品。天分という言葉を考えさせられる一枚である。1954年1月初出。イコライザーカーブ補正済。特筆すべきキズは無い。

CDR088

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商品番号
CDR088
原盤LPのプレス地域・レーベル
フランス VSM
原盤LPのレコード番号
ASDF 224
作品名
ベルリオーズ:幻想交響曲
演奏者
C.シルヴェストリ指揮パリ音楽院o.
原盤LPの記録形式・盤サイズ・枚数
ステレオ 12インチ
価格
1,080 円 (税込)
コメント
銀大ニッパー段付GG,棒付ボード,1961/2/6-8・11パリ・サル・ワグラム録音,1961-2年発売,モノラル/ステレオ録音,モノラル:FALP 656,原版の傷みに起因するノイズ多少あり
1961年2月6~8日パリ・サル・ワグラムにての録音。同年、FALP656/ASDF224で発売された。シルヴェストリと言えば、「新世界」で少なくとも以前よりは知られるようになったが、この録音はさらに度肝を抜くに違いない。この曲は以前にもクリュイタンス/フィルハーモニアo.のSAXF盤をCD-R化したばかりだが、この録音の前にはさすがのクリュイタンスも出る幕が無くなってしまう。この録音の売りは、ベルリオーズ自身が学び、多くの後輩を育成したパリ音楽院管弦楽団の演奏という一点に尽きる。しかし、その思いでこのLPを聴いてみると、そんなことはどうでもよくなるほど、これは本当にステレオ録音かと耳を疑いたくなる嵐のようなオーケストラ。本人は至ってベルリオーズに忠実に己を出すまいとしているようだが、オケが何かに憑かれたような狂気じみた音を出し続ける。一度この演奏を知ってしまうと、これこそがベルリオーズが夢の中で見た幻想を、音で表出した本物であると気付くのである。盤はサーフェースノイズが過去最も多い状態だが、初入荷の超レア盤につきCD-R化に踏み切った。

CDR087

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商品番号
CDR087
原盤LPのプレス地域・レーベル
フランス DF
原盤LPのレコード番号
DF 110-1
作品名
バッハ:ブランデンブルク協奏曲(全6曲)
演奏者
K.リステンパルト指揮
原盤LPの記録形式・盤サイズ・枚数
モノラル 12インチ ・2枚
価格
2,160 円 (税込)
コメント
赤輪青地図中溝F,布張見開W,1950年代中期ドイツ・ザール録音,1950年年代発売,モノラル録音・イコライザー・カーヴ補正済,初回録音
ブランデンブルク協奏曲の録音は、1つにLPレコードの発展と不可分に結びついた曲と言える。DECCAの第1号LPもそうであったし、メジャーレーベルならば必ず、マイナーレーベルでさえ複数発売した例は多い。DFともなれば当然のことだろう。DFにはバッハの大家、リステンパルトがいたことは幸運だった。この曲の演奏スタイルや録音形式もまたLPの歴史を物語る1つの基軸となり得る。この1曲をサンプルとして抽出すればLPの変遷を辿ることさえ可能だ。さて、ブランデンブルクのCD-R化に際し、当社はこの盤を選んだ。単価だけならもっと高額なものも存在する。しかし、この演奏にはドイツ的でもあり、フランス的な文化的融合を見ることができる。何よりザール室内o.というローカルだが1人の意志を反映しやすく、高度に訓練され、なおかつ洗練度の高いオケが使われていること、リステンパルトという1人のカリスマ指揮者の存在、DFという高い音楽性を音質に反映できるレーベル、全ての要素において満足のいくレベルを有する録音は多くない。1つ欠点は状態の良いプレスが少ないこと。1950年代中~後期録音。イコライザーカーブ補正済。特筆すべきキズは無い。

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商品番号
CDR086
原盤LPのプレス地域・レーベル
フランス VSM
原盤LPのレコード番号
FALP 439
作品名
モーツァルト:アリア集
演奏者
T.シュティヒ・ランダル(s)A.クリュイタンス指揮
原盤LPの記録形式・盤サイズ・枚数
モノラル 12インチ
価格
1,080 円 (税込)
コメント
銀大ニッパー内溝F,棒付ボード,1958年パリ録音,1958-9年発売,モノラル録音・イコライザー・カーヴ補正済
カッサンドル工房デザインのジャケットに入ったランダル・クリュイタンス唯一の共演録音。モーツァルトのオペラにはしばしば登場するテレサ・シュティヒ・ランダルは1929年アメリカ生まれのアメリカ人。1952年ザルツブルク音楽祭への出演で、モーツァルト歌いとして欧州に知られる。特に、ロスバウトとは南仏エクス・アン・プロヴァンス音楽祭でのモーツァルト生誕200年記念録音「ドン・ジョヴァンニ」と「フィガロ」に参加。そのロスバウトに「世界の歌声」とまで言わせたソプラノ。正直、非常に個性的な声質と表情の為、一度聴いたら忘れることは無い。特に、モーツァルトの録音の少ないフランスの重鎮指揮者、クリュイタンスの指揮がさらに魅力を増加。彼女の快い軽やかさは、クリュイタンスも認めたのだろう。アメリカ人とフランス人が手を組んで最高のモーツァルトを作った。1958年の録音で、正規発売で唯一のコンサートアリア。モノラルのみの発売。仏のみ発売?なお、デュクレテにジューヴと入れた1枚と2曲ダブる。イコライザーカーブ補正済。特筆すべきキズは無い。

CDR085

CDR085ジャケット画像
CDR085レーベル画像
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商品番号
CDR085
原盤LPのプレス地域・レーベル
イギリス PHILIPS
原盤LPのレコード番号
ABL 3213
作品名
モーツァルト:レクイエム
演奏者
K.ベーム指揮ウィーンso.
原盤LPの記録形式・盤サイズ・枚数
モノラル 12インチ
価格
1,080 円 (税込)
コメント
アズキ/銀ミニグルーブKE,表コート,1956年11月ウィーン録音,1956-7年発売,1956年モーツァルト・ジュビリーのための録音,英オリジナル,A 00435 L,モノラル録音・イコライザー・カーヴ補正済
1956年という年はモーツァルト生誕200年で、レコード各社はそれぞれ趣向を凝らし、特集や企画を組んだが、最も積極的だったのがPhilipsであった。同社は、モーツァルトの研究で博士号を持ち、さらにモーツァルテウム学院の学長であったパウムガルトナーに監修を依頼。今もってその全貌が明らかになっていないほどの豊かな企画を行った。内容的にも世界中のモーツァルト・ファンが絶賛するモーツァルト・ジュビリー・シリーズ。レクイエムはK.ベームが担当。当時、彼はDECCAに在籍していたが、この年の初め、プロデューサー、カルーショウとの決別で同社を去る。すぐにDGG社と契約するのだが、その間の数ヶ月間にPhilipsにジュビリー録音の為に3枚のLPを残した。その1つがこのレクイエム。彼は1971年4月ウィーンpo.とDGGに2回目録音を行い、通常ベームのレクイエムと言えばそれを指すが、この1956年11月の旧モノラル録音こそベームの真骨頂である。DGGに移籍し、カラヤンのように大量の録音を消化する立場になった。ベームにはこの旧録音の時の情熱は残っていなかった。数あるレクイエムの中でも燦然と光を放つこの録音こそトップグループに残り続ける傑作と信じる。イコライザーカーブ補正済。特筆すべきキズは無い。