- 商品番号
- CDR116
- 原盤LPのプレス地域・レーベル
- フランス VSM
- 原盤LPのレコード番号
- ASDF 189
- 作品名
- モーツァルト:Vn協奏曲4番K.218,5番K.219
- 演奏者
- C.フェラス(vn) A.ヴァンデルノート指揮パリ音楽院o.
- 原盤LPの記録形式・盤サイズ・枚数
- ステレオ 12インチ
- 価格
- 1,080 円 (税込)
- コメント
- 白SCニッパー大ステ,紙,1960年録音,銀大ニッパーが初出だが入荷は一度きり,この原盤も'60年代初期のプレス
奇跡のモーツァルト!
1980年代、フェラスの評価は低かった。今改めて聴けば、この1960年パリ録音はあらゆるモーツァルトVn協の中でトップレベルであり、以降これだけ華やぎに富みモーツァルトらしさを描き出した録音は殆ど無い。1933年仏カレー生まれ。パリ音楽院でカペー、エネスクに師事。1949年ロン・ティボー国際コンクールで1位なしの2位。この会場で後に相棒となるピエール・バルビゼと出会う。1950年代初期からTELEFUNKEN、DECCAなどに録音を開始。1959年頃からEMIに、1963年頃にはデュオごとDGGに移籍。カラヤンのお気に入りとして多くのメジャー協奏曲を録音した。デュオでも数枚を残したが、1969年のC.アンブロジーニとの小品集を最後に、録音から遠ざかる。演奏会のストレスから、うつ病とアルコール依存症になったとの噂が流れ、1982年に自宅アパートの10階から投身自殺、49歳で世を去った。世論は嘆き、カラヤン原因説なども流布したが、真相は明らかでない。演奏に関しては、やはり若い時ほど良い。モノラル期の録音なら間違いなく見事な演奏を披露してくれる。この協奏曲は幾つかの要素が重なりステレオ録音となったが、これも燦然と輝く名演。ソリストの力を120%引き出す巨匠ヴァンデルノートとパリ音楽院o.。DECCA録音とは異なる、純フランス的で天国的なモーツァルトがここに刻まれた。RIAAカーヴ補正済。目立つノイズ無し。